わかりやすい麻雀のルール解説

こんにちは。
就活にも卒論にも手を出さず、麻雀だけしているぽかり氏です。

自粛期間のせいか、VTuberの影響か、空前の麻雀ブームが起きていますね。

そこで麻雀のルールを超噛み砕いて分かりやすく説明します。

以下のような人に向けて書きます。

★とりあえず麻雀ができるようになりたい!
★友達と麻雀したいけど全然何も覚えてない!
★調べたけど専門用語多すぎて意味不明だった!


本当に最低限のことしか書かないので、とりあえずこれでルールを覚えたら、麻雀アプリで遊びながら詳しいルールを覚えたり、友達に教えて貰いながら麻雀したりしましょう。


◆麻雀牌の種類

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一段目はマンズの1〜9(萬=マンって書いてあるから簡単だね)
二段目はピンズの1〜9(なんか丸いしピンっぽいよね)
三段目はソーズの1〜9 (気合いで覚えようね)

これら3つは数が書いてあるので数牌といいます。安直だね。

そして四段目は、順に東南西北 白發中です。
字が書いてあるので字牌といいます。安直だね。

そして超大事なんですが、同じ牌は4枚ずつあります。

一応注意点をあげておきます。

⚠️ソーズの1は鳥の絵です。
⚠️ソーズの8も変な形してます。
⚠️何も書いていない白(ハク)も字牌です。
⚠️東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペー)、白(ハク)、發(ハツ)、中(チュン)、と読みます。一応。


◆基本ルールとゲームの流れ

ザックリ説明します。

各プレイヤー、一定の点数を持った状態からスタート

①最初に牌が13枚くばられます。

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②牌を1枚引きます。

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③1枚捨てます。(画像で自分は發を捨てました)

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④そしたら次の人が1枚引いて1枚捨てて···、というようにこれを4人で順番に繰り返します。

⑤手元にある13枚+自分の番に引いた1枚、
または手元にある13枚+他の人が捨てた1枚
で14枚が「決まった形」になることを目指します。

※⑤は難しいので後でもう一度補足説明します。

⑥決まった形を作り上げた人があがり、点数を他の人から奪う。(誰もあがれず引く牌がなくなったら流局。)

⑦仕切り直して再開。これを一定回数繰り返し、最終的に持ち点が1番多い人が勝ち。


●まず、決まった形とは何か?

3枚組、3枚組、3枚組、3枚組、2枚組 の形です。

3枚組になれるのは

「ピンズの333」「ソーズの777」「字牌の東東東」のように、同じ牌を3枚集めた固まり。

そして

「マンズの123」「ソーズの678」のように、同じ種類の数牌の連番。

です。

ここで注意点があります。

⚠️「891」や「912」 はダメです。9と1は繋がってません。
⚠️1枚ずつ「白發中」と揃えても3枚組として使えません。
⚠️もちろん「東南西北」と4枚揃えても、何も起きません。


そして2枚組は、同じ牌を2枚重ねるだけです。


完成系はこんな感じになります。

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「ソーズの456」「中中中」「白白白」「發發發」という3枚組が4つと

「ピンズの33」という2枚組が出来てますね。


完成形について説明したので、⑤の補足説明をします。

1枚引いて、1枚捨てて、を繰り返して上手くいくと、このような状態になります。

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「マンズの123」「ピンズの555」「ソーズの345」と3枚組が3つできています。
そして2枚組は「西西」ですね。

完成形は3枚組が4つ、2枚組が1つ必要でした。
つまりこの場合、3枚組があと1つ出来れば完成です。
そこで余っている部分に注目。ソーズの78です。

つまり、ソーズの6か9を引けば「678」「789」 の3枚組が出来て完成形になる=あがりです。
もし引いたら、「ツモ!」と言ってあがります。

そして、引かなくてもあがる方法があります。
他の人がソーズの6か9を捨てた時、「ロン!」と言えばそれであがることができます。

あと1枚で完成だ!という状態を「テンパイ」といいます。
この場合のソーズの6と9を「待ち牌」と言います。


まとめると、
手元にある13枚+自分の番に引いた1枚
または
手元にある13枚+他の人が捨てた1枚

で3枚組×4と2枚組が出来ればあがりです。
あがるとき前者はツモ、後者はロンと発声します。


●簡単にまとめます。

麻雀は配られた13枚を、1枚引いて1枚捨ててを繰り返して 3枚組×4+2枚組 の形に完成させるゲームです。
引いて完成させればツモ、相手の捨てた1枚を合わせて完成させればロンです。


◆ポン、チーについて

麻雀アプリをやると「ツモ」「ロン」 以外に「ポン」などの別の選択肢が出てきます。

「ポン」⋯自分が「西西」 を持っていて、他の人が西を捨てた時、「ポン」と発声してその西を貰って3枚組にすることができます。

「チー」⋯自分が「マンズの45」を持っていて、自分の""左側の人""がマンズの3か6を捨てた時、「チー」と発声してその牌を貰って3枚組にすることができます。


⚠️ポンやチーをすることを一般的に「鳴く」と言います。
⚠️逆に、ポンもチーもしていない状態をメンゼンといいます。
⚠️鳴くとその3枚組は表向きになって右側に置かれ、全プレイヤーにバレます。
⚠️ポンは誰からでもできます、チーは左側の人からしかできません。


◆役について

ポンとかチーとかして早く3枚組×4+2枚組を作れば勝ちなんやな!!と思ったことでしょう。

しかし、麻雀はそんなに簡単なゲームではありません。

ただ適当に3枚組×4+2枚組を完成させればいい⋯という訳ではないのです。

その完成形が何かしらの役に該当していなくてはいけません。
役が無いとあがれないのです。
そのため、役を覚えなくてはいけません。

ここでいくつか、覚えやすくて狙いやすくて頻出の役を紹介します。


タンヤオ断幺九

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全てのパーツが2〜8の数牌で構成されているという役です。
この場合、完成するために必要な牌(=待ち牌)はピンズの6か9になりますね。
しかし、ピンズの9ではタンヤオという役は成り立たないので、タンヤオではあがれません。


●メンゼンツモ(門前自摸

ポンやチーを1度もせず、待ち牌を自分で引いた時に成り立つ役です。
これはどんな牌だろうと成り立ちます。


●イーペーコー(一盃口

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ピンズの123、ソーズの999、白白は分かりますね。
マンズが33445と並んでいて難しいですが、並べ替えるとマンズの345で3枚組ができます。
そしてマンズの45が余るので、待ち牌はマンズの3と6ですね。

もしマンズの3であがったら、「マンズの345」 という3枚組がツーペアできます。

このように、同じ数牌の同じ連番でツーペア作る役をイーペーコーといいます。

逆にいえば、マンズの6だとイーペーコーにならず、あがれません。

また、イーペーコーはポンやチーをすると成り立ちません。それがツーペアに全く関係の無い部分だとしてもです。


●リーチ(立直)

恐らく麻雀で最も使われる役です。
少し特殊ですが、覚えないと麻雀は出来ません。


まずポンもチーもしていない状態で「あと1枚であがれる」という状態にします。
(麻雀用語で難しく言うと、「メンゼンでテンパイ」にします。)

自分の牌を切ると同時に「リーチ」と発声し、その時切った牌を横向きに捨てます。

さらに自分の持ち点から1000点を捨牌の上部に置きます。

これだけです。

そしてリーチをしたら、あがるまで自分の番に引いた牌は捨てることしか出来ません。
自分の手牌(13枚)と入れ替えることは出来ません。

なんの役がなくても、リーチと宣言して上記の手順を踏めば「リーチ」 という役であがることが出来ます。

ただし、先述のとおりポンやチーをしたら(=鳴くと)リーチはできません。

麻雀にはイーペーコーやリーチのように、鳴くと成り立たない役がいくつかあります。

「初心者は鳴くな」と言われるのはこれが理由です。

しかし、役をしっかり覚えれば鳴いても問題ありません。

むしろ鳴いた方が早くあがれる場合もあります。

●役牌

白發中を3枚組で揃えると、それだけで役になります。

少し難しいのですが、条件によって東南西北も役牌になります。

ゲームの流れにも関わるので心して読んでください。

まず麻雀は最初に「親」を決めます。そして親から順に牌を引きます。

ABCDの4人が反時計回りに座っていて、Aが親だとすると、親Aから順にAは東家、Bが南家、Cが西家、Dが北家となります。

そして割り当てられた牌が役牌になります。
つまりCは西家なので、Cにとっては西が白發中と同様に役牌になります。

そして基本的に親Aがあがれなければ、次はBが親になって仕切り直しです。(流局)

次は、親Bが東家、Cが南家、Dが西家、Aが北家というように1つズレます。

そうして、最後の親Dの親が終わるまでの1周を「東場」といいます。

アプリでよく見る「東風戦」とは、東場のみで終わる試合のことです。


Dの親が終わったあと、次は「南場」としてまたAが親になって、さらに1周、試合を続ける場合があります。

これを「東南戦(半荘戦)」と言います。


そしてさらに、「東場」では「東」が全員の役牌、「南場」では「南」が全員の役牌になります。


⋯⋯とまぁ字で説明すると凄く難しいんですが、アプリでやる分には、いま「何場」なのか、自分が今「何家」なのかは書いてあります。

それを見て「あ、いま南場で自分は西家だから、南か西を3枚揃えるとそれだけで役になるんだな」と理解できれば十分です。


恐らくそろそろ読み疲れたと思うので、簡単に狙える分かりやすい役をパパッと書きます。


●三色(三色同順または三色同刻

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マンズ、ソーズ、ピンズで同じ3枚組を作る役です。
マンズの234、ソーズの234、ピンズの234、のように。
マンズの333、ソーズの333、ピンズの333、のようにしても成り立ちます。結構レアです。


●トイトイ(対々和

全ての3枚組が444、西西西のように同じ3枚の重なりで出来ている役です。
ポンをたくさんして素早く作ることが出来ます。
(でも他の人からバレやすい)



役はもっとたくさんあるので、頻出の役から覚えていくと麻雀が楽しくなります。

気力があったら、麻雀役の記事も作りたいんですが⋯まあネットで検索すればいくらでも同じような記事は出てくると思うので⋯⋯笑


そして役によって点数が決まります。
(役は複合します!当然複合してるほど強いです)


言い忘れていましたが、プレイヤーは全員3万点を持った状態からスタートします。(大抵の場合)


あがったとき、ツモ(引いてあがる)なら全員から少しづつ、ロン(相手の捨てた牌であがる)なら捨てた相手のみから点数を奪えます。

そうして、終わった時に点数が1番高い人が勝ちというわけです。


◆フリテンとは?

最後に凄く大事なルールを教えます。

それが、フリテンです。

一言で言うと、「自分の待ち牌が1枚でも自分の捨牌にあったらロンあがりは出来ない」というルールです。

例えば自分がテンパイ(あと1枚であがれる状態)で、ソーズの1か4であがりだとします。

他の人がソーズの1を切りました。

「ロン!」と言ってあがりたいところです。

しかし、あなたの捨牌にソーズの1か4があると、ロンあがりが出来ません。

このような状態をフリテンといいます。

フリテンだと、自分でソーズの1か4を引いて「ツモ」あがりするしかありません。


逆に言えば、相手がリーチなどをしていてあがりそうな時、相手の捨牌にある牌でロンあがりをされることはない ということです。


⋯⋯⋯⋯というわけで、長々と説明しました。

分かりやすく説明したつもりなんですが、やっぱり文章で麻雀のルールを説明するとどうしても難しいですね。

今回は麻雀ができるレベルのルール説明だったので、ここに書いていないもっと細かいルールもあります。

ただ、大体の流れと基本ルールと役を覚えればアプリで麻雀は楽しめると思うので、とりあえず役を覚えましょう。


ではまた。